流産・死産をしても、その後の人生を楽しんでいい

野原にある誰も座っていない椅子

 

流産・死産・新生児死などで、赤ちゃんを亡くしたあなたへ。

楽しむことに、罪悪感を感じていませんか?

 

美味しいものを食べたり、
テレビを見て、面白い場面で笑ったり、
旅行に行ったり、

そういう、自分を楽しませることを、遠ざけてしまっていませんか?

赤ちゃんを産めなかった、育てられなかった、と自分を責めて、
こんな自分は、人生を楽しんではいけないんだと思っていませんか?

 



◆◆ 赤ちゃんを亡くしたあとには・・・◆◆

 

実は、
赤ちゃんを亡くした家族(特にママ)は、そういう気もちになる方が多いんです。

実際、「楽しいなんて思えない」っていうところもありますよね。
心が傷ついているときに、
心が切り裂かれた状態で、
気楽に笑って楽しむことは、難しい・・・
それは、そうですよね。

無理に、「気もちを切り替えなくちゃ」「前を向かなくちゃ」なんて頑張らなくていい。

 



◆◆ 自分を責めないで ◆◆

 

でも、
もし、自然に笑いがこぼれる瞬間があるなら。

その「楽しい」を、制止しないでくださいね。

 

楽しむこと、笑うことは、悪いことじゃないです。
あなたは、自分の人生を、ちゃんと楽しんでいいんです。
自分を罰し続ける必要なんかない。

 

だって、あなたは全然、悪くないんだから。

◆◆ あなたのせいじゃない ◆◆

 

もしかしたら、
あなたは何か、「私が〇〇したから、流産になったんだ」と、思い当たることがあるのかもしれません。

でもね。
仮に何かがあったんだとしても、
それでもやっぱり、この喪失は、あなたのせいじゃないんです。


 

だってね、
例えば、「自分が、仕事で忙しすぎたからだ」と思っているとします。
でも、仕事でめちゃくちゃ忙しくて全然休みがなくても、赤ちゃんを産んで育てている人は山ほどいます。

あるいは、「自分が、階段で足を踏み外したからだ」と思っているとします。
でも、階段で転んでも、流産には至らない人なんて、たくさんいるはず。

 

なぜ、流産になったのか、死産になったのかは、わからないけれど。
仮に、医学的に原因が特定できたとしても、
なぜそのことが自分の赤ちゃんに起こったのかは、永遠にわからない・・・・

◆◆ 罪悪感を超えて ◆◆

 

ただ、とにかく確かなことは、
あなたが一生、自分を責めて、自分を罰し続ける必要はないってことです。

あなたの大切な赤ちゃんも、そんなことは望んでいないはず。

きっと、「ママは、ママの人生を楽しんでね!」って、言ってくれるはずですよ。
だって、あなたの大切な赤ちゃんは、心優しい素敵な子なんだから。

 


 

赤ちゃんに見せてあげるつもりで、
たくさんの楽しいことを経験してくださいね。

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