流産、死産のあとは、美しい季節が悲しいよね。でも・・・

咲きかけた桜の花

 

◆◆ 赤ちゃんと、この季節を見たかった ◆◆

 

桜がちらほら咲き始めました。美しい季節ですね。

でも、この美しさが、
流産・死産・新生児死などで赤ちゃんを失ったあとには、
なおさら辛く、悲しく、心に突き刺さってしまう場合があります。

 

この桜を、あの子と一緒に見たかった。
この桜並木を、あの子と手をつないで歩いたり、
入学式の記念写真を撮ったりしたかった。

 

それなのに、あの子はいない。
この桜を見ることなく、あの子は逝ってしまった・・・

 

あなたは、そんな悲しみに、心を切り裂かれてはいませんか?


◆◆ 赤ちゃんの姿は見えなくても ◆◆

 

そんなあなたに、伝えたいのです。

あなたの大切な赤ちゃんは、ちゃんと、この桜を、あなたと一緒に見ているよ。
あなたの横に、あの子の姿は見えなくても。

肉体の死のあと、赤ちゃんがどこにいるのか。それは誰にもはっきりとはわかりません。

でも、私は、流産でお別れした私の赤ちゃんは天国にいて、
幸せに過ごしているんだと信じています。

そして、天国では、そこにいながら、地上の私たちの様子を見ることができるんじゃないかなと思っています。

天国で、私たちのことを、ライブ中継みたいな感じで見てるんじゃないかな。

ある人は、赤ちゃんの魂が実際にそば近くに来てくれると信じています。

赤ちゃんが鳥や蝶の姿を借りて、訪ねてきてくれたと信じている人もいます。

有名な歌「千の風になって」の中には、大切な人が光や風、雪などになって訪れる、美しいイメージがうたわれていましたね。


◆◆ 別の次元で・・・◆◆

 

どれが本当で、どれが間違いかなんてことは、考えなくていいと思います。
誰も、証拠を持って確かなことを示せるわけじゃない。

ただ、私が確信しているのは、赤ちゃんは消えてしまったわけじゃない ってことです。

今の私たちのいのちとは別の次元のいのちをいただいて、赤ちゃんは生きています。

きっと、地上で生きている私たちよりも自由な存在として、
あの子は生きていて、
私が見せたかったものを見、
私が伝えたかった心の声を聞いてる。

 


◆◆この季節を、一緒に◆◆

 

だから、私は、ほころびかけた桜の花を、天国のあの子と一緒に、今年も見ています。

「綺麗だね」
そう話しかけたら、
「うん、そうだね。綺麗だね」って、あの子はきっとそう答える。

 

あなたも、美しい季節を、あなたの大切な赤ちゃんと共に味わってくださいね。

 

 

関連記事

  1. 蝉の声に、短いいのちの輝きを思う

  2. 流産経験者は、働く女性の5人に1人

  3. 赤ちゃんを亡くしたその想いを、誰に話せばいいのか

  4. うなだれていていい。赤ちゃんと共に、明日へと・・・

  5. いのちをコントロールすることはできない

  6. 赤ちゃんを亡くしたあなたに、小さな声が届きますように

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。