流産・死産・新生児死などで、赤ちゃんとお別れをしたあなたへ。
あなたの悲しみを、あなたの痛みを、聞かせてください。
もしかしたら、もう自分の悲しみを直視したくないと思っておられるかもしれません。
そうですよね。
見つめてしまったら、また思い出してしまったら、苦しすぎるから。
とりあえず蓋をしておけば、生きていける。表向きは、平静を装って生活できるようになる。
でも、心の中は・・・?
◆◆ 赤ちゃんへの想いを、閉じ込めないで ◆◆
あなたは、赤ちゃんを心から大切に思っていました。
だからこそ、軽々しく話すなんてできない。
誰かの不用意な言葉に傷ついた経験がある方も少なくないでしょう。
あなたの苦しみを、わかってもらえるはずがないと、あきらめているかもしれません。
でも、赤ちゃんへの思いを閉じ込めてしまうことは、
あなた自身を殺してしまうようなもの。
語られないまま凍り付いた言葉は、あなたの心を、あなたの全身を凍えさせてしまいます。
もうその状態に慣れすぎて、当たり前になってしまっているかもしれないけど・・・。
◆◆ 小さなことしかできないけど ◆◆
少し話がそれるようですが、先日、映画「竜とそばかすの姫」を見てきたんです。
内気で気弱な主人公が、おびえながらも踏み出した一歩・・・。
勇気を持って進み出た主人公、鈴の歌声が、今も胸の中で聞こえています。
私も、自分にできることをやっていこう。そう改めて思いました。そして今、この記事を書いています。
私は、小さなことしかできません。
でも、赤ちゃんを亡くしたあなたの心の声を、そばで聞かせてもらうことはできると思っています。
◆◆ 流産の悲しみを知るひとりとして ◆◆
自分自身、流産を経験して、
もう消化したと思っていたこの喪失体験が、何年経っても、生々しく心をえぐることに気づきました。
もう平気だと思ってたのに、全然平気なんかじゃなかった。
傷の表面の皮膚だけはくっついてたけど、その奥の傷は全然癒えてなかったんです。
そのことを知ったから、
同じように、癒せていない心の傷を抱えている人に、関わっていきたいと思いました。
悲しんでいるあなたに、アートセラピーを届けたい。
それが私の願いです。
◆◆ 小さな声を届けたい ◆◆
全然届かない、伝わっていかないもどかしさ・・・。
こんな私に、何ができるのか。何もできないじゃないかって、落ち込んでしまうけど。
でも、小さな一滴を、あきらめずに大河に滴らせることを続けていきます。
あなたの声を聴かせてください。
赤ちゃんへの想いを、一緒に、大切にしていきたいのです。
悲しみは消えない。
だけど、アートセラピーは、その悲しみを、暖かな涙に変えることができます。
よかったら、どうぞ声をかけてくださいね。
最後に、「竜とそばかすの姫」で、鈴が歌った曲のリンクを貼っておきますね。
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