流産・死産した赤ちゃんに、美しい世界を見せてあげよう

ここ神戸では、今年の桜は、あっという間に終わりました。
咲き始めたと思ったら一気に満開。すぐに葉が茂り出し、花は散っていきました。
あなたがお住まいの地域では、いかがでしょうか。

 


 

流産・死産・新生児死などで赤ちゃんとお別れして、
もしかしたら、「外出は一切していない」という方も、おられるかもしれません。

 

外出していないという場合、ふたつの理由があると思います。

ひとつは、「外出するのが、つらい」という理由。
ふたつめの理由は、「外出して楽しむことは、いけないことだ」と自分を責めていることです。

 

 

◆  ◆  外出することが、つらい。 ◆  ◆

 

外に出れば、
ベビーカーを押す幸せそうな親子を見てしまう。
手をつないで歩く、楽しそうな親子を見てしまう。

 

外出先で、事情を知らない知人に出会ってしまうかもしれない。
そしたら、あれこれ聞かれて、
赤ちゃんを亡くしたいきさつを話さなくてはいけないかもしれない。

 

さまざまな想いが心に浮かび、
外出するのが怖くなる。
そんなお気持ちであるならば、無理して出かけなくてもいいかもしれません。

 

でも、その不安が、日常生活に支障をきたすほどになり、長期にわたっているならば、
専門家の支援を受ける必要があるかもしれません。
専門家を頼るのは、決して恥ずかしいことではないので、
お近くのクリニックなどを捜してみてください。

 

◆  ◆ 「出かけて楽しんではいけない」と思っているなら… ◆  ◆

 

もし、二つめの理由、
「出かけて楽しんではいけないと思っている」のが外出しない理由なのであれば、
むしろ、ぜひ外出をしてみてほしいのです。

赤ちゃんに、素敵なものを見せてあげるつもりで、出かけてください。

 

 

◆  ◆ 赤ちゃんに送る現地リポート ◆  ◆

 

流産や死産、新生児死などで赤ちゃんとお別れをしたけれど、
赤ちゃんの魂は、消えてしまったわけじゃない。
大切な赤ちゃんの存在を、あなたは、どこかで感じていると思います。

 

ぜひ、天国の赤ちゃんに向けて、
現地リポーターになったつもりで、いろいろなものを紹介してあげてください。

 

「これは桜。もう葉っぱが出てきたよ」
「ここは、ママのお気に入りの場所だよ」

 

もちろん、語りかけるときには、今ここに赤ちゃんがいない寂しさが心に迫ってくるでしょう。

 

でもね。この「現地リポート」は、自分のためじゃない。
赤ちゃんのために、やってみてください。

 

 

この世界の美しさを、捜してあげてください。

あの子に見せたいもの、
あの子に聞かせたい音、
あの子に感じてほしい風や匂い・・・。

 

赤ちゃんは、
あなたのレポートを、きっと楽しみに待ってくれるはずですよ。

 

 

傍に、あの子の姿が見えなくても、
心と心はつながっていて、一緒に生きていく。

 

どうぞ、あなたの今日一日が、穏やかな優しいものになりますように。

 

 

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